相手のための質問

高校卒業後は地元の病院に事務職員として
就職しました。

高校時代は部活三昧の3年間。
高総体が終わり、進路決定に向けて
ボチボチ動き出した夏。

今思い返すと入学した頃から
明確な目標を持たずにいました。
というより、
目標を明確にする術を持ち合わせてはいなかったのかもしれません。

・目標はあった方がいい
・目標がないのはやる気がない人?
・目標がないと頑張れない

そんな事をなんとなく感じていたからか

「目標は持たなければならない」

という意識がとても大きかったからか
な ん と な く
目標を持つようにしていた。

先日、高校のキャリア教育の後半に
「目標」に対するワークがありましたが、
目標を書けない生徒さんが多くいました。

3年生にもなると、その「目標」は
より進路に向けた具体的な内容だったように思います。
それでも、「目標をもつ」事が「目標」となる生徒さんもいました。

三者面談の時期でもあり、
3年生にとってはこの時点で
目標が明確である事はもしかすると
とても重要なのかもしれません。
そこがないと、
親も先生も非常に困る状況だったりするのではないでしょうか…

高校卒業後の進路って
人生の中でも大きな岐路で
出会いやキャリアなど、今後の人生にとって大きな選択なのは確かでしょう。

では、3年生の夏に明確な目標を持てない生徒さんに対して親として、担任としてどんな声かけをしますか?

私はその時に自分の高校時代を思い出しました。
あの時の自分はここにどんな目標を書き込んだだろうか…

きっと
「第一志望の就職先の内定をもらう」
と書き込んだかもしれません。

キャリア教育の時にも
「大学に合格する」
「(職業)になる」
はとても多く見られました。

私は当時、強い目標がありませんでした。
選んだ就職先も
"先生がここはいいよと勧めるし、
親もいいんじゃないと言うし、
地元でも大きな病院だしいいかも"
というのが正直なところで、
自分の意思というのは当初はほとんどない状態でした。

この目標に対する目的もきっと明確ではなかったはずです。自分の未来に対するワクワク度は確実に低かったあの頃。

やりたい事 < 周りが納得する選択


こんな基準で求人票を見比べていたのかもなぁ。

「今はやりたい事をとことん探していいよ。
 あなたの人生だから、
 本当にやりたい事をみつけてみたら」

「やりたい事は高校卒業と同時に見つけておく必要なんてないんだから、自分は何に対してワクワクするのか、どんな人と出会いたいと思ってるのか、どんなキャリアに価値を感じるのかあと3年はかけてじっくり探してみたら」

こんな関わりをする大人は
あの当時誰一人いなかった気がする。
もし、当時そんな風に声をかけてくれる存在が身近にいたらどんな選択をしたのか
すごく過去の自分に興味がある。

そんな私も無事に第一志望の病院に就職をし、結婚して主人の転勤で引っ越しをするまでの約10年お世話になり、たくさんの経験を積ませて頂きました。

とはいえ、、
そんな悠長な言葉はなかなか言えない
高校時代。
ググッと背中を押してもらいたい子も
進路を導いて欲しい子もたくさんいるでしょう。

私も自ら熱望した仕事ではなかったけれど、
就職した病院で様々な人と出会い、
その中で目標や目的を見出しながら
お仕事させて頂きました。
あの時の経験は、それからの人生においてもたくさんの財産となっています。

高校卒業と同時に、
進学先や就職先を決定しておく事は
もしかすると大人が決めた期限なのかもしれない。

コーチとして向き合う今は
これからの長い人生の大きな分岐点だからこそ、本当にその子のためを考えたアプローチはきっと1つじゃないとも思えてきた。

●その期限を設定する事で
その子の可能性を奪うかもしれない。

●よりワクワクする未来を描きやすい関わり方ってどんな事だろう。

●情報提供は本当に相手が欲しいものだったかな?こちらが伝えたいものに偏ってはいないかな?

●目の前の相手の可能性をどこまで信じてあげられるだろう。
信じてあげられたらどんな声掛けに変化するのかな。



目標は何歳になっても持つことができる。

その時に、
自分で考え選択し、
行動できる力や自信をつけてあげる関わり
こそが何よりも私たち大人が大切なのではないのでしょうか。

もちろん、これには長く地道な関わりが必要です。
伝わり方も受け取る側の状態が様々なので
1つではないでしょう。

何か特別なことではなく
もしかすると
日常の何気ない関わり方の積み重ねでしか
伝えられないのかもしれません。

「とりあえず高校卒業時には
進路をしっかり決定させてあげたい」

「まずは未来や自分の可能性に大きな期待が出来、どのような時でも自信を持って挑戦できる力を育ててあげたい」

前者と後者の意識の違いは
子ども達との関わり方やかける言葉、
その子をみる視点そのものがガラリと違うことは想像してもらえるのではないでしょうか。


「自分で考えてごらん」
「どんな事をしたいの?」
「何にやりがいを感じるの?」

はっきり言ってこんな質問では
効果的に相手(子ども達)の気持ちを引き出すことは限度があります。
もしかすると、その程度なら自分で
投げ掛けられるのかもしれません。

質の良い質問には色んな意図が含まれます。
その意図を意識して質問をする事で
相手との関係性には大きな変化が生まれます。

   自分が聞きたい質問 
     ではない
   相手のためとなる質問

そのスキルを是非、
たくさんの方に知って欲しい。

コミュニケーションは学べます!

会社の人材育成も子育ても教育も
全ての根っこは同じです。


ほんだえり

ー 誰かのために生きるから 私らしく生きるにシフト ー 子どものために母として 夫のために妻として 親のために子どもとして これまであなたが大切にしてきた価値 誰かのために優先してきたコト 数ある人生の岐路での選択 これまでの行き方は 私らしさは何パーセントですか? 自分をもっと好きになれる選択を重ねて あなたらしい笑顔がさらに溢れる生き方を コーチングでサポートします

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